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今週の儲かる繁盛店の視点 第167話:「最初に取り組むことで成長する企業と出来ない企業の違い」

「先生、コスト改善という視点で、うちはやってこなかったもので、顧問先の好事例はないのか、お聞きしたいのです」

先日、ご相談にお見えになった経営者からのご相談です。

――――すでに多数各社の情報を もっておられるようなので、これ以上必要ないのでは?

「それに如何によって 先生にお願いしようかどうか決めようと思ってまして」

――――こちらのチェーンは,私のほうからお断りしました。

新しいことにチャレンジされたり勉強することについて、とやかく言うつもりはありません。

ただし経営者たるもの「本気でやる覚悟がある」ということが前提です。

何もやらないための相談、自己満足のための情報収集は、生産性の低い社員となんらかわりありません。

私は、職務の立場上 毎週、新しい経営者の方とお会いする機会があります。

その際、意識しているのは、その経営者の後ろで頑張っておられる、何百何千人という従業員の目に、それがどのように映っているか?ということです。

「A社ではあんな取り組みをやっていて、B 社はここが強い、C社は・・・」と評論家のごとくペラペラお話しをされる社長の姿。

また「今は業績がなんとかもっているから そのうちに何か新しいことをやらなくてならないときがきたら・・・」という安堵な態度がにじみ出ていて、動こうとしない取締役の姿。

そういう後ろ姿を見て、社員はどう感じているか?ということです。

こういったことを、わきまえておられる社長は、他社の話などもしませんし、まして守秘義務契約を 交わさせていただいている企業の情報を聞き出そうとすることはありません。

ちょっとした情報で、どこの企業のどの店の話のことか、手元のスマホで分かってしまう時代です。

だからこそ、特に注意しなければならないことだと考えていますし、そんな情報がなくても、顧問先に、国内屈指の成長企業になっていただくことを使命感としてるからです。

コンサルティング会社の中には、セミナーなどで、コンサルティングした社名を隠してPLや事例などを平気で流用するところがあります。

もし、貴社の特定店舗の情報がこういったとこで事例として、見えないところで使われてることを知ったら、貴社で働く従業員の方はどう思われるでしょうか?

また、自社の社員が開発した商品、創意工夫して作ったノウハウ、メソッドが、回りに回って、そのやり方を向かいの競合店が、自社以上に上手くやっていたとしたら何を感じるでしょうか?

極論を言えば、顧客情報を他の企業に話していることと、同じといえるからです。

創業当時からしっかりとした 使命感を持ち、共有していた組織も時間の経過とともに、次第に忘れ去られていきます。

長年かかって作り上げてきた信用も、そういったことから、一瞬で崩れていきます。

ただ 会社があるのがあたりまえ、お客様がきてくれるのが当たり前という感覚の経営です。

こういった状態で、プロジェクトを進めても何の成果も出ないのは、火を見るよりも明らかです。

一方で、売上が伸び悩む中、いろいろと考え抜き実際にやってみて、コストと売上を一つにまとめた指標を使うにはどうすべきか?このまま出店をつづければ将来どうなるか?と 本気で考えておられる経営者の目は違います。

初めてお会いしたとき、その後ろにいらっしゃる幹部社員、従業員皆さんの真剣な眼差しがドーンと伝わってくるのです。

そういった想いのある社長とともに、プロジェクトを組めば一丸となって従業員はついてきてくれますし、一年後には成果が表れ何倍もの結果となって戻ってくることとなります。

「もう失敗できないから.自社で回せるようになるようにしてほしい」

「しっかりやりたいので 厳しく指導してほしい」

「こうした取り組みは集中しないと結果が出ない、信頼できる人と組みたい」

「人時生産性のことについてゼロから指導してほしい」

この誰にも言えない「心の叫び」といえる経営者の重みのある言葉は、同じ経営者として心に突き刺さりますし、社員はその姿に心から惚れ、応援をしてくれます。

また、このような経営者は共通した考えをもっています。

それは「いま やらなかったらどうなるか?」とギリギリの線まで自問自答している。ということです。

やらなかったら競争相手に負ける。

やらなかったら致命傷になる。

やらなかったら将来はなくなる。

そういった危機感から、余儀なく決断をしつづけている。ということです。

今まで、得意な分野や、やりやすいことはやってきたが、これからは売上が厳しくなる前に、苦手であっても、やれば生産性のあがることを優先し、そこに集中する必要性を痛感しています。

人間の能力、時間には限りがあり、大きな成果を手にされたいと思えば、こうした優先順位のしぼり方をしていかなければ、時間をかけたのに生産性が上がらなかった、ということになったりします。

 

さあ、貴社では、「やらなかったどうなるか」この危機感を今、おもちでしょうか?

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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