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今週の儲かる繁盛店の視点 第135話:「成長チェーン実現に向け必要なこととは?」

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第135話:「成長チェーン実現に向け必要なこととは?」

 

 
「イトウサン 他ではない品揃えを増やして差別化してるのですが、利益が残らないんです。」とあるチェーンの社長からの一言です。

 

——差別化の品揃えが、どのくらい全体を押し上げたのか?わかるようになってますか?

 

「・・・」

 

 売上を上げるには、差別化商品開発は確かにものを言います。がそれがすぐに利益になるかといえば、そう簡単にはいきません。

 

   あらたな商品入れ替えには、フェイス変更が発生します。

 

  改廃商品の値下げ、商品移動、プライスカードの切り替え、POPの取り付け等、通常業務の枠外にやることばかりです。

 

 この作業が、「○○さん、フェイス変更やっといてください」という口頭指示で いまだに行われてるようでは、利益が出ないのは無理もないといえます。

 

 モノを動かしたり、価格を付け替えるという作業は人時がかかります。

 

   改装の内装工事一つとっても、あらかじめ委託業者に対し、工程表とコストを確認しますよね。
 

   ところが、これが社内となると、工程表とコストの確認をせずに「これやっといてください」となってしまうのです。

 

 「いつもやってるんだから 口頭で十分じゃないかあ?」  という声が聞こえてきそうですが、
 

 

  人は忙しいときは、急いでやってくれますが、余裕のある時はゆっくりと作業をします。
 

 同じ作業でも、ここをキチンと伝えないと、作業時間内に終わらなくなってしまうのです。

 

 もし、指示を受けた人が、仕掛かり中の仕事を抱えてた場合には、発注やチラシの準備の遅れの原因になり売上に影響がでてきます。

 

  一店あたりで100人が働いているとすれば、1人のコトでも100倍の作業ロスとなり、売上は停滞し、人件費は超過します。
 月を締めて 翌月にそれがわかっても、後の祭りで、何も手を打つことはできませんよね。
 

 

 そういった、課題が放置のまま、同じことを繰り返してきたことから、国内スーパーマーケットチェーンの業務改善は他業種より2歩も3歩も遅れてしまってるのが実情です。

 

 

 「それができたら 苦労しないよ」  という声が聞こえてきそうですが、
 

 

 

 実は、それを改善するのはそんなに難しいことではありません。

 

 前日の営業結果を 1枚の紙に書き出し、毎日、その場で軌道修正してくことで、結果は変わってきます。

 

 これは、業務改善を進める目的で、営業実態を一枚の紙に表現したものですが、プロジェクトミーティングで、営業分析ツールとして使ってます。

 

 すでに取り組んでおられる企業からは

 
「そうそう、あれはとても役立った、いまでも続けてる」

「アナログだけど実際やってみると結構盛り上がる」

「気づかなかった、店舗のいろんな課題が見えてくる」

 

 

 とご評価をいただいてるのですが、
 

 

 どのチェーンでも共通してるのは、この紙1枚で店長が自ら判断し、数値結果を変える行動をとり始める。ということです。

 
 プロジェクトでも、ここから、店舗が何に困っているのか予測がつくので、本部のとるべきアクションが早くなります。

 

 また、社長や主管部の、言語が統一され、店舗の人時生産性が改善します。

 
 大事なことは、いままで人海作戦で処理してきたことを、一旦止めて、その場で生産性の高い作業に変換していくことです。
 

 

  この違いは大きな意味をもちます。なぜなら、商品開発のような新しいことを続けるためには、今すぐにでも、生産性の改善を進めなければ、その戦略資金が枯渇してしまうからです。

 

 

 

 利益を達成するには、「この作業を何人時で完了させましょう」 と言語化することがその第一歩です。
 

  

 詳細は、セミナーまたは個別相談でお伝えしてますが、

 

 

 今日の売上を取るために、何人時必要なのか?一人ひとりが利益を生みだす仕組みの具体策をお話ししてきます。

 

 

 12月が終わり営業成績表が出たころと思いますが、結果はどうであったでしょうか?

 

 

 これから数カ月後 活かせる資金を十分蓄え 2017年度の勝利を収めるか?

 

 

 それとも、客数さえ増えてくれればと熱望し、苦戦する売り上げをまえに、ため息をついてるか?

 

 

 それを決めるのは社長ですが、今年も私は社長を心から応援していきます。

 

 

 貴社におかれましても、光り輝く2017年を実現させましょう。
 

 

 今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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