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今週の儲かる繁盛店の視点 第36話「利益のでる仕組みで成長する企業としない企業の違い」

36話1
半年ぐらい前にお会いした方で「うちは、売上はとれるのですが、コスト改善が未着手でしてどうにも上手くいかない」というご相談を受けました

 10年というスパンで考えれば、売上は良い時、悪い時必ずありますので「悪くても 利益が残せるコスト管理ができる手順としくみは備えておいてください。」とお伝えしてます。

 
 クライアントの経営者の中には、 売上づくりが上手な企業と、経費管理が上手な企業がいらしゃいます。

 両方とも上手くおやりになられるところは珍しく、中々一長一短でバランスを取るのは難しいと言えます。
 想定外に売上が10%減るようなことがあっても、コストを2%の改善する技術があれば乗り切ることができます。

 実際は、その時が来てみないと「やる気」にならないのですが、そうなってからでは、2倍の労力が必要となります。

 コストを引き下げる処理だけに追われ、次に打つ手が遅れてしまうからです。
 私は、やはり、売上が順調な時に、やるのがベストではないかと思ってます。

 このタイミングに行うことのメリットは、会社の利益が変わるだけでなく、個人の能力を引き伸ばし、いざと言う時に備えることが出来ます。
 
そんな中、最近、良い結果をだされておられる方には、いくつかの共通点があります。

 
・決断が早い
 「やると決めたら即やる」

 これは、企業の大小に全く関係なく、決定から一週間で動かし、4週間後に結果をだされる超スピード型ところもありますし、6ヶ月かけてじっくり結果を出される企業もありあます。

 会社のおかれた立場で、様々な与件がありますが、早く取り組まれた分だけ早く享受されるものが増えます。

 「年度の期中に実行し、取り組みをした分がプラスオンできた。」

 「社員と共に考え動いた分だけ 社員が成長した」

 そして異口同音に「あれ(競合)が出てくる前にやるのがいいですよね」いっていただけたことです。

 短期間で多くの場数を経験された分だけ、売上も、コスト管理であっても、素晴らしい結果を実現されております。

 
・期限を決めている。
 「結果をだすためのスケジュール管理がしっかりしている」ということです。

 何のためにやるのか。

 いつまでに、だれが、何をやる。

 これを 決めてやる。

 そして、結果が良くても、悪くても ちゃんと報告する習慣があり、実行記録が残ります。

 期限内に次に繋がる結果を発見し、結果をのこせることが良い結果に繋がっていると言えます。

 
・「リピートができるしくみ」をつくる
 社長自身が自分でやらない、ゴールを示し、資金を用意し、従業員に任せる。

 これで、人材を見極めていかれます。

 企業が大きく成長していく上で、人材開発は欠かせません。

 新しいことをはじめる時は、その時しか経験できないことが数多くありマニュアルは存在しません。

 未開の地の開拓に他ならないからです。

 指示をしなくても、直ぐに動けるよう経験を積ませ、再現できる布石づくりをしています。

 
・「売上以外の指標」を備えている
 売上の良し悪しには要因があります。

 売上を上げるためには、人時売上を上げる、来店客評価を上げる、店舗清掃評価を上げるといった 要因を数値化しておかなければ売上利益はコントロールできません。
 自動車には、安全速度を維持するために速度計などの計器があり、目的地に着くためにカーナビがあります。

 安全に、無事目的地に到着できるように、現在の車体状態が数値が把握できるようになっているから安心して運転ができるわけです。

 店舗の運転も同じように、人時は 日別 週別。来店客評価は月別。清掃点検。といった運営状態が日々アウトプットされるしくみは、もはや必須条件といえます。
 
・儲けを出す仕組みとは
 企業規模に関係なく、立派な店舗だから儲かっているとは限りません、

 お客様が注目するのは、その店舗運営の手法です。

 もちろん、綺麗な設備のほうが越したことはないのですが、当然、家賃や維持費も高いわけです。

 低コストな物件に注目し、様々な課題をクリアしながら、強い販売力と他よりも上手く経費をコントロール仕組みをもつことがお客様から尊敬されるお店となります。

 そして、10年のスパンで、今後大きく成長を目指すために 小さな記録をつけ続け、コツコツと運営改善を進めるチェーンこそが儲かる店づくりの王道といえます。

 この構想を目指されているチェーン経営者を尊重しお手伝いをさせていただいております。
 
 
 今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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