今週の儲かる繁盛店の視点 第46話「事前準備で利益の出せる企業と出来せない企業の違い」
「イトウサン 店舗改革をするのに ここまで時間がかかると思わなかったです。早く相談するべきでした」
とあるチェーンの経営者の方から、ご連絡をいただきました。
「そのときは、やる気になって自社でやってみようとおもったが、日々の業務に流されてしまい 気づくと半年過ぎてなにも進んでない。」
ということも あとから言っておられました。
なぜ、個店力最大化が必要なのか?
すでに始まってる、人口減 競合の出店で売上は下がり、経費は上がる、当然利益はなくなるから、店舗閉鎖をしてくわけです。
いろんなチェーンのご相談をうけますが、社長にお会いすると、共通していることは、売上は下がり、コストは上がるので利益が出にくくなっていて、赤字に向かっている会社が多いです。
今、緊急にやるべき課題は、売上を上げること、コストを下げることです。
この2つをどちらかやるんじゃなくて、両方やらないとダメです、生き残れません。とキッパリ申し上げています。
昔は、チェーン店を出せば、売上もあがったから、利幅が薄くても店舗数があればやっていけましたが、今はそういう時代ではありません。
一店ごとに 利益がとれるしくみがないともたないんです。
個店毎に利益を最大化するしくみがないと、会社にお金がのこらないからです。
チェーン各社が、大量出店を繰り返してきた過去十数年の間、私は、あまり見向きされなかったは既存店の改革をやり続けてきました。
その元となるのは、「個店を尊重する」考えであります。
ウオルマート創業者サムウオルトン氏も同じことを言っていますが、私はこれを日本流に置き換え実践しお金を残すしくみをつくりました。
日本での改革の旗振り役をやらせていただおかげで、このゴールへの道順の記憶は鮮明です。
他の競合が、見よう見まねでやってうまくいかないのは、その道順が違うからだとハッキリ申し上げています。
アメリカは自由の国ですから、個人個人が力を発揮して、世界を変えることが大好きな国柄です。
しかし、その事前準備力も徹底していて、その執念はすざましいものがありました。
アメリカンドリームは一夜にしてならず。です。
クライアント企業の社長には「この改革を進めるときには、十分な準備をして、かつ道順通りにやってください。」
と厳しく言わせていただいております。
これを間違えると 目的地につけないからです。
さあ、御社では 一発勝負の道を選びますか?それとも十分な準備でゴール到達を選びますか?
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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