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今週の儲かる繁盛店の視点 今週の儲かる繁盛店の視点Vol.9「数値を動かす力のある会社とそうでない

 

第9話:「数値の前に心あり、行動の後に数値あり」
 
先週は、弊社の開業記念パーティーを開催させていただきました。ご多忙の中多くの皆様にご出席いただき、この場をお借りし心より御礼申し上げます。
 
 今日は、「数値を動かす力のある会社とそうでない会社」についてです。

 

前職時代に、社内でも数値に強いとか、弱いとかよく話がでて、これはどういうことなのか?この質問に答えられる人に聞いて歩きました。

 

「基準をもつ」とか「落としどころを見つける」とか人それぞればらばらで逆にある程度のポジションまでいくと、「おまえそんなこともわからないのか」と言われかねないので、正解を聴くチャンスを逸してしまいました。
 
これは自分で考えるしかないと心に決め、ありとあらゆる数値を引っ張りだして長時間かけて分析して答えを導き出すことに必死に食らい付きやってきた時期がありました。
 
しかし、数値をどんなに詳しく読み込んでも、利益を増やす指導すらできない。

 

私が考えるには 「何を目指すか」と「その1つの指標が数値に過ぎない」ということだけです。
 
社長がうちの会社は10年後こういうふうにしたい!だから5年後はこれをやっておくことが必要で 3年後はそのために何をする必要があるのか?だから今年はこれをやる。
 
 このような成長ビジョンが明確に言語化されて社内で共有化されていれば成長といわれるような数値目標が設定され実行されます。
 
 あとは既存店でそれを実行する手配と準備をするだけです。会社の実績は年度で評価されますが、言い換えれば四半期の積み上げです。

 

前年の第3四半期でやるべき戦略のテストを繰り返し行い その中で効果の得られる施策を束ね 第4四半期にはもう実走行の3割くらいに入っている体制があれば、年度期首からトップギアで走行することができます。
 
要するに、第3四半期に次年度方針が発表できるタイミングで、準備を進めないと、次年度の数値が上るわけがないのです。
 
期首に今年度方針を発表するのでは、良くて 前年比並みか、前年を割り込みます特にチェーンの特徴がないとビジョンが打ち出せず、昨年主義になる傾向があります。
 
 撤退しない成長チェーンをつくるには、特徴をつくり成長しつづけることが必要条件となるのです。
 
 大事なことは、将来に向けてどう成長するのかという「心」を明示する、そして 年度効果を最大に刈り取るための 施策テストを繰り返しそれを積み上げていくことです。

 

 国際競争の激しい自動車産業では 新車発表会があってこれが戦略になりますトヨタはFun to Drive Again と「走る楽しみを追求しもっといい車をつくろう」という将来像を掲げ復活をしてます。

 

国内競合に甘んじているチェーンストアでは 新店告知程度はあっても,今年はこういう戦略で新しい取り組みをやるとういのは殆ど聞かれません。
 
だからこそ、こういうことに先んじて取り組みこれを個店で実施すれば自ずと結果が変わってくるのです。

 

「買う楽しみを追求し、もっといい店をつくろう」という成長チェーンを実現する。ビジョンを掲げれば力が集まります。

 

 心に決めたビジョンがあって、それを進める行動手順を明らかにする情熱は、御社にありますか
 
「数値の前に心あり、行動の後に数値あり」

 

 

本日も、最後までお読みいただきありがとうございます

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