今週の儲かる繁盛店の視点 第47話「お客様に集中できる企業とできない企業の違い」
「売上は、下がってもコストは下がらない。この状態のままだと店舗閉鎖を考えなくてはならない」
こういったことで、ご相談にお見えになる方が 後を絶ちません。
——今やるべきことは売上を上げ、コストを下げるのです。これを同時にできないと もたないですよ!とキッパリと申し上げてます。
私の専門は、店舗改革で「お客様の期待を超える店」をつくることですが、それには、低いコストで、お客様に集中する仕組みが必要となります。
コストと売上は、店を動かす2つの歯車です。これが、かみ合わないと動きません。
しくみをつくっても動かないのはここに原因があります。
店舗改革とは、全く新しい仕組みをいれることとなりますので、今までの歯車では回らないのです。
この歯車を 一旦取り外して、無駄をとった歯車を組み入れることです。
最善の歯車を選べば、お客様の期待に応えられ、結果が変わります。
店舗改革を実践成功させるためには、いくつかのポイントがあります。
意欲の上げ方、結果の出し方、リスク回避の仕方です
小売業は人が多く、個人の力に頼ることが大きいので、現場を動かすためには、納得力のあるロジックをつくっていくことが必要となります。
さらに、結果を出すために、何をやればいいのか、具体的な手順と期日を明らかにし決めていきます。
新しい取り組みにはリスクはつきもの、社長がプロジェクトを任命し直轄で行わなければなりません。
改革を成功させるためには、このポイントを踏んでいけば結果は出ると断言します。
ところが、多くの社長がここを踏み外し時間の浪費をしています。
他社の成功事例をセミナーで聞いたり、本などで、見よう見まねでやっても結果的に、利益目標は達成できずに終わる。
その本の通りに100%やったとしても、大抵は「わかったつもり」で飛ばしてやるから失敗する。
本には、全てが書かれているとは限りません、全てその通りにやったとしても現実的には スタート台にすら、立つことができないのです。
最近は、これに気づかれてる社長もいて、迷わず最短で最大効果を求めてこられ、数ヶ月で起動にのせらされる社長もおられます。
そういう人の共通点は、まず社外に、道順を知っているブレーンを探し、目的地に着く方法を聞き出し成功しているという点です。
インターネットの普及により世の中は日々進化しています。数年前までは車で出かけるときは、事前に地図を読み込んで、ガイドブックを見たりして、時間をかけて運転をするのが普通でした。
今は、車にはカーナビがついてますから、住所さえ分かれば、だれでもどこでもいけます。
何よりも、安全運転に集中でき時間のロスを回避できます。
ちょっと昔の経営者であれば、まずは、自分でやってみてやることが大切という方もたくさんおられましたが、減益基調のチェーン経営では、そんなことは言ってられません。
一刻も早く無駄なコストを減らし お客様サービスを高めることに費やし、軌道にのせることが急務です。
さあ、御社は自分流で経費を掛け続けますか?それとも最少時間でゴールを目指しますか?
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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