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今週の儲かる繁盛店の視点 第535話:「なぜ、人が集まらない企業では 人時生産性を上げていくことができないのか?」

先生、人が集まらないんですよ。セミナーに参加された、とある企業の社長さんからのご相談です。

お話をお聞きすると、ベテランパートさんの退職問題と、こにきて、入社1年くらいの新入社員も退職問題がおきてる。とのこと。

店長や主任なら、下から持ち上げるということは出来ても、新入社員やベテランパートの場合、下はだれもないのがほとんどです。

そのため、SVやバイヤーが交代で店舗に応援に入っていて、本部の仕事が滞ってしまっているとのこと。

――――なぜ、ベテランパートや 社員は、辞めてしまうのでしょうか?

主力の50代ベテランパートさんの場合、人がまだ多くいた時代に入社しています。

いろいろ教えてもらって、周囲にフォローしてくれる人がいたことで、一人で何役もこなしてくれる人材として多くの人が頑張って働いてくれてます。

ところが、今は、その人たちが新しく入ってきた人に教えようとすると、教わる側が受け取り切れないことが多く、すぐに辞めていってしまうのです。

原因は、人についた見えにくい作業を、一度に教えようとすることにあるのですが、

いくら教えてもすぐやめてしまう状態がつづくと、さすがのベテラン組も「頑張ってきたけどもう疲れた…」となって、もう辞めます。といってくるそうです。

――――何があれば、解決できそうですか?

店舗作業にベテランにしかできない複雑なものや手間のかかるものが多く、そういったことを減らせば、店舗作業や教えることも減らせると思います。

また、教え方も個人任せではなく、会社として簡素化し統一したものにしていく必要があります。

――――そういったことを やるには何が必要ですか?

少ない人員で店舗が回せるように、手間がかかっている業務は何なのか?をアンケートや聞き取り調査をやり、取りまとめ具体的にしていくことが必要だと思います。

ウチでは、そういったことを、今までやってこなかったので、やるとなると…自力ではちょっと難しいと思います。

―――――では、どうすすめていけばいいのかについて、お伝えしてもよろしいでしょうか?

「はい、よろしくお願いします」

まず目標を決め、そこに向け進んでいくわけですが、何が問題でできないのかを特定するために、プロジェクトとして専任チームを設置していただきます。

大事なことは、専任チームとして成果目標を掲げ、毎月結果をだしていくことです。

そして、その成果が誰でも実感できるように、まず、売上と個人勤務時間(人時)をひも付けていくことが必要であり、これらを一つにまとめた人時売上を使う必要があります。

しかし、いざやるとなると、みなし勤務やタイムカード未打刻といった様々な問題があって、人時実績を確定することすら出来ないことに気づきます。

つまり、アンケートや聞き取り調査を始める前に、人時生産性をあげていく上で、何が必要なのか整理してから進めていかないと、すべてが無駄になりかねないということです。

実際に、こういった基礎データが揃わないまま、作業割当表ソフトなどを入れてしまった企業では、成果が出ないばかりか数値は悪化の一途をたどっています。

言わずもがな、従業員モチベーションが下がり、人時売上恐怖症になって、苦戦を続けられる企業が後を絶たないのが実態です。

そういった、企業様の人時売上恐怖症を克服し、人時売上を得意技とする一流小売チェーンとなるのを支援するのが我々の使命です。

詳しくは、セミナーでお話しますが、実際に、ご支援させていただいた企業様からは、

「人時売上が使えるようになり、毎年数値が上がっていくのでモチベーションが上がった」

「お互いの仕事内容が見えるようになり、信頼関係が改善された」

「中期計画を達成できるようになり、余裕を持って計画を作れるようになった」

「怒って指導する社風」から「賞賛し尊重する社風」に変わり社内が明るくなった。

等のたくさんの声をお寄せいただいております。

さあ、貴社ではまだ、人時恐怖症をそのままにしますか?それとも、それを克服し強みとして、他社との差別化を図りますか?

著:伊藤 稔


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