今週の儲かる繁盛店の視点 第551話:「12月利益に依存する企業と 毎月利益を生み出せる企業の違い」
「先生 こうして、深夜に作業をやってみると、いろんなことが見えてくるものです。」
人時売上改善でご支援をさせていただいている企業の社長さんの一言です。
お話をお伺いすると…
「24時間営業を始めて、商品値下げにここまで時間がかかるとは思ってもみなかった」とのこと。
昼間、慌ただしくやっていると、そこに、どれぐらいかかかってるのか?というのはわかりにくいものです。
しかし、作業に集中できる深夜に、やってみると商品値下げの量の多さに驚かされます。
と申しますのは、昼間の商品値下げは分業で行われるので、作業自体それほど負担に感じていないからです。
そのため「このぐらいは仕方ない」「この程度なら…」といった感じで、発注や値引き額はこのくらい出るのはあたりまえと誰もが思いこんでいました。
ある日、社長が24時間営業に店に立ち寄ったときに、夜間マネージャーからこの話を聞き、それが、その後の利益改善に大きくつながっていくことになります。
なぜ、そんなことになっていたのか?業務改革チームに指示し調査すると・・・
昼間の作業は、値下げは発注する人がやるといった、昔ながらやり方になっていたことが見えてました、
当然ですが発注担当者がいなければ出来ないし、時間もどれくらいかかるのかだれもわからない。
ようは 担当者の裁量に任されていたことがわかり、人に仕事から、仕事の人をつけることの重要性を痛感したのです。
もちろん、店舗の発注だけではロスは解決できません。そこで、まず、商品部へ不動向商品の改廃と品ぞろえ数の見直しを指示したのです。
その結果、
なんと、一日約2万円の値下げ額が改善し、年間700万円もの利益を生みだすことが出来、これが12月に利益依存していた体制から抜け出すきっかけとなりました。
24時間営業で作業ロスを見つけるために調査をしていったら、実は、商品品ぞろえ問題ありそこに解決のヒントがあったということです。
24時間営業の深夜は時給が高いため、このように業務改善を積み上げ、ある程度少ない人数で効率的に動かすことが出来ないと、売上がいくら増えても人件費増がカバーできません。
こういった制約条件があるので多くの企業は、やる前から「ウチには出来ない」と諦めます。
見方を変えると、制約条件があるということは、そこがクリアできれば、チャンスを手にすることが出来るということです。
成功する企業というのは、この条件をクリアするのにどこまでチャレンジしたか?その差にあります。
しかし、ここには落とし穴もあります。
これを何年もかけてやってたのでは意味がないということです。
モタモタしているうちに、他社に先に越されてからではアウトだからです。
24時間営業では、人の採用問題もあります。深夜に働ける人を集められければ24時間営業はできないからです。
世の中にはいろんな方がいるので、「深夜なんか人を集めるのは困難」とか?「まともな人はいない?」というコトを言うかたがいらっしゃいます。
―――そんなことはありません。とはっきり申し上げています
理由はシンプルで、国内コンビニはすでに5万店以上あり、深夜に働きたいという方が一定数おられるということです。
実際にやってみるとわかるのですが、昼間よりまじめで優秀な人が多いといったこともわかっていて、女性の応募も一定の割合であります。
異業種から応募される人も多いため、採用の切り口を変えていくことで、こんなにもいろいろな人が集まることに気づきます。
但し、それでも深夜の絶対数は限られているので、地域で一人勝ちするためには、24時間営業早期実行が優位となることは変わりありません。
そのため、このチャンスを生かし利益を最大化していただく支援は、地域一社に限定させていただいております。
24時間営業を検討してみたいとう方は、今すぐセミナーを通じてお問い合わせください。
御社の成功へ向けガッチリサポートいたします。
著:伊藤 稔