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今週の儲かる繁盛店の視点 第564話:「売上は良いのになぜか減益?この悔しさをバネに変えるのに必要なこととは!」

2月は小売りチェーン各社決算の多い月ですが、

実際にご支援させていただいている企業様からは

「プロジェクト開始前では想像できなかったレベルの数値が出せた」

「正直いってここまでこれると思わなかった」

「結果を出すことに頑張ってくれた社員に感謝したい」等々、

この厳しい情勢のなか、増収増益見通しと喜びの声が届いております。

ご承知の通り、少子高齢化、値上げ、賃上げ等々…各企業を取り巻く情勢は刻一刻と変わってきています。

特にインパクトの大きい賃上げが、今後つづいていくことを前提に考えると、言わばここからが本番といっても過言ではないということです。

そういったなかで、新しい期へ向け新たなプロジェクトがはじまっています。

人時売上最大化店舗を広めていくことについては、着々と進めていく中で、24時間営業、EDLPといった新しい施策を追加し、さらにバージョンアップさせ人時売上アップを狙っていくということです。

見方を変えますと、

今、人時売上について何もやっておられない企業と、

こうして、人時売上最大化に対し積極的に取り組んでる企業の差は、

さらに広がり2極化が進んでいくということです。

こういったことを見越したかのように、

某ドラッグチェーンによるスーパーの買収劇が2年くらい前から展開されています。

昨年だけでも国内10社の地域スーパーの店舗看板がこの世から無くなっています。

資本主義経済ですから、そういったのは良い動きなわけですが

語弊をおそれず申し上げれば、先代から受け継いだ古いやり方の店をそのままやりつづけた店舗経営は、すでに限界で、そういった企業が飲み込まれ、消えていったということです。

今期決算見込みを見つめながら、あなたの店舗で何が起こっているか?少し想像してみてください。

代わり映えしない、日替わりチラシで集客しては、レジでお客を待たせている。一方でチラシのない日は、甘い発注で朝から品切れだらけ。などという旧態依然の店舗は、見向きされなくなるということです。

なぜ、こういった状況になったのか? 競合が出来た…、人材がいない…、店舗の老朽化…、引き継いだ時に火の車状態だった…

いろいろな言い訳はあると思います。

言えることはただ一つ、売上が上がって粗利が取れない状況下で、人件費高騰に対し何もしなかった。ということです。

この出血を一刻も早く止めない限り、あなたの会社も先の企業のように経営権を手放さなければならなくなるということです。

なんだかんだいっても、数値を上げて結果を出さないことには、社員に対しても、銀行に対しても、仕入れ先に対しても、社長として言いたいことが何もいえないからです。

解決のヒントとしては、お客様がお店で困っていることに対して、きちんと対応できているかどうか?経営がリアルタイムで分かるようにし、場合によって積極的に関与していくということです。

具体的に、店舗はどういった業務の流れになっているか?という作業スケジュールを創って、そのどの部分に問題があるのかを特定していきます。

その作業スケジュールの中にボトルネックがあると、売上を上げようとおもって人件費を投じても、その効果は発揮されないので、人件費が膨れあがります。

この悪循環をまず断ち切っていくということです。

先の企業で、「レジでお待たせする」「品切れをしていた」というのは、典型的な例です。

これには、過去一年分のレジ客数実績と今後のレジの計画人時が分かれば予測をすることができます。

また、品切れについても、毎日定時に品切れ点検を実施し原因を特定すること。そして、そういった業務が作業スケジュールに計画が組まれていけば解決できます。

いくら日替わりチラシを入れても、売上は上がりません。

「レジ待ち」「品切れ」を解決する業務をスケジュールに組み入れてやるだけで、客数はアップし、粗利は最低でも1%アップすることは、これまでの事例からみて、十分可能と考えるからです。

ようするに、店舗利益を上げる作業スケジュールをつくり、それを使って指示をだせる人時作業指示書を作ることができれば、問題は半ば解決したのも同然ということです。

折しも、今からスタートすれば、来期はフル稼働で大幅利益アップも夢ではありません。

自分の手でやってみたい!という社長さんは、今すぐやってみていただくことをお薦めします

尚、人時作業指示書については、サポート体制含め、詳しくセミナーにて解説します。

実際にどういうものなのかお知りになりたい方は、この機会に体験してみてください。

著:伊藤 稔


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