今週の儲かる繁盛店の視点 第569話:「新たな取り組みで、成果が出せる企業と出せない企業の違い」
先生、人時売上アップのための作業指示書は一店ごとに手をかけて、しっかりやらないとダメなことが分かりました。
少し前にセミナーに参加された企業の社長さんからのご相談です。
お話をお聞きすると、
自分たちが毎日やっている作業を一覧にまとめるだけなので、簡単に出来る…と思いきや、いざやろうとすると、迷走してしまいうまくできない。
うまくいかない理由はシンプルで、
小売業チェーンの現場では、口頭指示や、やって見せる方法が主であり、文章化して伝える習慣がないからです。そこまで、細かくやらなくても、働く人がたくさんいた時代はそれでも問題なかったわけです。
今は、人口減が加速し、働けなくなる高齢者が増える中、少ない現役世代が支えなくてはならない時代。
そのため、一人当たり時間売上=人時売上高(売上÷人時)をきちんと出せるようにするのは必須。
それをもとに少ない人員で高質なサービスが提供出来ないと生き残れない、と言っても過言ではないということです。
ところがこれを、実際にやろうとすると、業務項目数をちょっと書き出してみるだけでも数百項目でてどうすればいいのかわからない。また、非効率業務を聞いて引きだそうとすると、不平や不満ばかりでてきてまとまらない。
こんな状態で実験店舗を作ろうとしても、迷走するのは火を見るよりも明らかで、時間だけが過ぎていくのは無理もないということです。
なので、人時売上を使えるようにするには、可能な限り、各社各店の数値をきめ細かくお聞きし、人時売上をどこまであげることができるのか?そういった人材育成をポイントに一緒に作り上げることを徹底しています。
それでも、過去に、正しい人時数が把握できなかった企業さんがあって、その原因を究明し、正しい実績が出るまで1年以上かかったケースもあります。
しかし、その原因が明確になったことで、実験店の店長が腹落ちし、一気に人時売上が2桁伸び、その後も5年以上増益を続けておられます。
ただし、ダメな場合もあります。
正しい、情報や数値をきちんと出してこない会社、嘘偽りを言う会社、いわゆるサービス残業など社員がウソを言ってることを容認する会社です。
私ダイエットやってます。と言って陰でお菓子を食べているようなもので、ようは自浄作用が働かない企業は、どんなにやっても、ざるで水をすくっているのと同じで何も残らないからです。
もし、お心当たりがあるようでしたら、まず、そこから一歩踏み出すことです。
その第一歩こそが、いまの状況を変えていく分かれ目になるからです。
地に足のついた商売をするためには、正しい数値が出るようにすることが大前提です。
あなたの企業の人時売上は現時点いくらで、いまある計画を実行すると、期末にはどのくらいまで利益が上がり、どのくらいの賃上げを実現させていくのか?
まずは、この問いに、自ら答えてみてください。
その結果、何が自社に出来ないなのか?が明確になれば、半ば解決出来たも同然だからです。その出来ない部分を一緒に作り上げていくのが我々の役割です。
さあ、目標へ向け一歩を踏み出し、目標達成するか?
それとも、この一年を昨年と同じやり方で未達で終わるか?
それを決めるのは社長であるあなたです。
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著:伊藤 稔